健康スポーツナースの資格取得方法
健康スポーツナースは、日本健康運動看護学会の認定資格です。2010年創設された資格ということもあり有資格者はまだ少なく、希少価値の高い資格とも言えるでしょう。
資格を得るには、宮崎大学医学部で夏と冬の年2回開かれる養成講座を受ける必要があります。他の地域では開講されないため、本州や北海道在住の人には受講しにくいかもしれません。それでも募集すると、すぐに定員に達するそうなので、かなりの人気講座なのでしょう。
受講時間は全部で20時間で、試験に合格すると晴れて健康スポーツナースの認定を受けられます。尚、受講自体はどなたでも可能ですが、資格の認定を受けられるのは、看護師または准看護師の有資格者のみです。資格の有効期間は4年で、更新を希望するなら更新に必要な研修プログラムを受講する必要があります。
健康スポーツナースは、他の看護師に比べ、応急処置や健康相談などの比重が高い職業です。専門知識をアドバイスをする仕事なので、研修の有無に関係なく、常に自己研鑽が求められるのは言うまでもありません。
健康スポーツナースは、競技者はもちろん、運動療法の必要な患者さんから健康作りに励む地域住民にまで、年代や性別を問わず、様々な人の健康作りを支える職業です。人々が安全にスポーツができるよう指導をしたり、負傷者の運動能力の回復の手助けをしたりと仕事内容は幅広く、専門家としてやりがいを感じられるでしょう。「スポーツ業界に関わりたい」「職域や可能性を広げたい」という看護師の方は、ぜひ健康スポーツナースの資格情報を調べてみてはいかがでしょうか。