看護師の転職活動における面接のコツ
転職時に避けられないのが面接であり、面接対策をしっかりと行っている人は採用率が高くなります。面接では高確率で退職理由を聞かれるので、相手にポジティブな印象を与える答えを用意しておきましょう。
退職理由として「給料や福利厚生が悪い」「職場の環境がブラックだった」などの理由は避けた方がいいです。それよりも自身が今後どのようにキャリアを伸ばしていきたいかを話した方が好印象を与えられます。そして面接は第一印象を伝える場でもあるので、表情や声のトーンにも気を付けることが大事です。
看護師の面接では、看護に対する考え方を聞かれることが多いです。なぜ看護師になったのか伝える重要な場でもあるため、明確な答えを用意しておく必要があります。
看護師になった理由に加えて、患者さんやその家族と接するときにどのようなことを心がけているかなど、日頃意識していることも付け足した方がよりアピールできます。面接では自分の人柄が見られるため、いかに自然に自分の長所を伝えられるかがポイントになります。
そして面接では、私的なことに関する回答は最小限に抑えておくのがコツです。中にはフランクな対話の雰囲気を作って、相手の素を引き出そうとする面接官もいるため要注意です。伝えるべきなのは、どのような看護を実践してきたかという点です。仕事に関する経験談、失敗から反省したこと、患者さんや家族からかけられた言葉などの内容を重点的に伝えましょう。
看護師はコミュニケーション能力に加えて、人当たりのよさ、気配り能力などの人間力が求められます。そのため、面接では全身を使って、相手に良い印象を与える必要があります。
しかし、面接で緊張しすぎてしまうと、うまく表現することができません。面接に緊張しないためには、模擬面接を受ける、面接のイメージトレーニングをするなどの対策が役に立ちます。